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よくわかる測地成果2000

第7回 第1項

2010年7月29日

第1項 測地成果2000で座標系の混乱が解消
 
 現在の基準点測量は、東京原点とベッセル楕円体を基準とした日本測地系で処理されます。90年代にGPS測量が実用化されると、その基線解析に限って日本測地系座標でない地球重心系座標が必要になりました。公共測量では、基線解析にWGS84座標系が使われています。
ところが、日本測地系でない座標系が入り込んできたことから、混乱が生じてきました。GPS測量には何が何でもWGS84を使わなければならないと、多くの測量関係者が誤解しました。その辺の事情は前回で述べました。

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電子基準点配置図 (国土地理院資料より)

 測地成果2000が実現すると、ITRF94/GRS80が日本の座標系となります。GPS測量の基線解析及び全ての処理がITRF94/GRS80に統一され、すっきりします。混乱も紛れも生じようがなくなります。つまり、多くの方々がGPS測量を簡単にできるようになります。

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