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準天頂衛星「みちびき」

QZS Prove Toolで出力されるのは「NMEA」なので、これをツール等を利用してkmlにして、をGoogle Earthで表示する方もいるのではないでしょうか。しかし、普通の方法では上手く行かない事があります。kmlに変換する多くのツールはnmeaのGGAセンテンスを変換しています。しかしGGAはGPSで測位したものであるため、QZSのL1 C/A補完を利用した場合、GNSセンテンスに出力され、GGAセンテンスは出力されません。つまり測位モードの選択時にQZS L1C/Aをチェックして測位したデータをそのままツールでkmlに変換するとQZSでの補完測位した測位結果が欠落することになります。
このような時にGoogle Earthに正しく表示できるように、データの加工する必要があります。以下その手順です。

※この方法は、GNSセンテンスを出力している場合に限ります。

1.まず加工用に、nmeaファイルをコピーしてください。(オリジナルデータを保存しておく)
2.ファイルの拡張子をcsvに変更する。
3.excelで開き、1列目を[$GPGGA]でフィルター処理して、GGAのセンテンスのみ表示する。
4.GGAセンテンスの行を全て削除し、保存する。
5.ファイル内一括の「置換」機能のあるテキストエディター等でGGAセンテンスを削除したnmeaを開き、以下の変換を行う。
5.1 [$GPGNS]→[$GPGGA]
5.2[$GNGNS]→[$GPGGA]
5.3[DN]→[1]
5.4[AN]→[1]
6.置換後、ファイルを保存し拡張子をnmeaに戻す。
これで、kml変換ツールで変換すれば、補完された情報もちゃんと出力されます。

※注意事項としては、GNSセンテンスが保存され始めるのはGGAセンテンスより若干遅いため、測位時にはGNSセンテンスが出力し始めてから記録を始める事です。また、最初のGGAを削除する目的は、これを残しておくと、補完を利用していない場所は2点ずつ登録されてしまいます。QZS Prove ToolでGGAを出力しないという方法もありますが、L1SAIFの利用状況等が確認できなくなります。

また、BT等を利用してシリアル出力でリアルタイムでGoogle Earthに出力する場合は、QZS Prove Toolの設定で「GNSをGGAで出力する」をチェックし、シリアル出力のGGAを切っておくという方法もあります。