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特許第4128697号「測定装置及び測定システム」とは、アイサンテクノロジー(株)が有する特許権利です。産業上の利用分野は、コンピュータを利用して測量現場で地形図を完成できるようにした測量及び作図のシステムに関したものです。尚、本特許使用権をご提供する事も可能です、本社管理部署までお問い合わせ下さい。

CADデータ変換システム及び方法(特許第4436666号)

要約

【課題】
変換作業効率の良いCADデータ変換システムを提供する。

【解決手段】
表示装置4と、第1の図面中の各図形の基本データと属性データとが格納された第1のデータベース(DB211及びRDB221)と第2の図面中の各図形の基本データと属性データとが格納された第2のデータベース(DB212及びRDB222)とが記憶された記憶装置2と、第1の図面を表示装置4に表示する手段と、第2の図面を表示装置4に表示する手段と、表示された第1の図面において選択された図形の属性データを、第1のデータベースから読み出して、作業用メモリ23に記憶する手段と、表示された第2の図面において選択された図形の第2のデータベースに格納されている属性データを、作業用メモリ23に記憶されている属性データに変換する手段と、を有するCADデータ変換システム。

発明の詳細な説明

【技術分野】

【0 0 0 1 】
本発明は、C A D データ変換システム及び方法に関し、特に、C A D 図面における各図形の属性の変換作業効率を向上させることができるC A D データ変換システム及び方法に関する。


【背景技術】

【0 0 0 2 】
C A D ( Computer Aided Design)で製図を行う場合、各図形のレイヤ・線種・色等は、C A D 使用者( 受注者) 側で任意に設定して図面を完成させるのが一般的であり、一部に発注者によりレイヤ・色等が規定されているところがある程度であった。このため、C AD 図面におけるレイヤ・線種・色等は、受注者である会社若しくは個人毎に異なっているのが一般的であった。


【0 0 0 3 】
ところが、発注図面等では、受注者とは別の者が図面を貰って更に改良することが往々にしてあり、かかる場合には、各図形のレイヤ・線種・色等の属性を、改良者側の仕様に合わせて設定し直さなければならないため、C A D 図面の再利用には膨大な変換作業を伴うことが多かった。


【0 0 0 4 】
このようなことから、現在、国土交通省の主導により、C A D 図面の再利用を容易にし、また、電子納品を円滑に実施するため、C A D 製図基準等の各種基準が整備されつつあり、C A D 図面の標準化が進められている。


【0 0 0 5 】
したがって、今後は、C A D 製図基準に合わせて図面を作成する必要があるが、一方、発注者の行う工事のほとんどが改良工事であり、C A D 製図基準に準拠していない既図面を利用することが非常に多いことから、提供された図面をC A D 製図基準に合わせるための属性の変換作業が必要となってきている。


【0 0 0 6 】
かかる属性の変換方法としては、従来、C A D 製図基準を参照しながら、1 つずつの図形について、レイヤ・線種・色等の属性をリストから選択し割り当てていく方法が一般的であった。


【0 0 0 7 】
なお、先行技術文献調査は行っていないので、記載すべき先行技術文献情報は無い。


【発明の開示】

【発明が解決しようとする課題】

【0 0 0 8 】
しかし、上記従来の変換方法のように、C A D 製図基準を参照しながら、1 つずつの図形について属性をリストから選択し割り当てていくのは、非常に手間がかかり、作業効率が良くないという問題があった。


【0 0 0 9 】
この発明は、上述した問題を解決するものであり、C A D における各図形の属性の変換作業効率を向上させることができるC A D データ変換システム及び方法を提供することを目的とする。


【課題を解決するための手段】

【0 0 1 0 】
本発明のC A D データ変換システムは、表示装置と、参照される第1 の図面中の各図形の基本データと属性データとが格納された第1 のデータベースと、変換される第2 の図面中の各図形の基本データと属性データとが格納された第2 のデータベースとが記憶された記憶装置と、前記第1 のデータベースに格納されている基本データと属性データとに基づいて、前記第1 の図面を前記表示装置に表示する手段と、前記第2 のデータベースに格納されている基本データと属性データとに基づいて、前記第2 の図面を前記表示装置に表示する手段と、表示された前記第1 の図面において選択された図形の属性データを、前記第1 のデータベースから読み出して、作業用記憶手段に記憶する手段と、表示された前記第2 の図面において選択された図形の前記第2 のデータベースに格納されている属性データを、前記作業用記憶手段に記憶されている属性データに変換する手段と、を有することを特徴とする。


【0 0 1 1 】
ここで、前記変換する手段が、表示された前記第2 の図面において範囲が指定されたときに、指定された範囲内の全図形が選択されたものとすることが好ましい。


【0 0 1 2 】
また、前記変換する手段が、表示された前記第2 の図面において範囲が指定されたときに、指定された範囲内の全図形をレイヤ別に前記表示装置に一覧表示させ、当該一覧表示においてレイヤが指定されると、前記指定された範囲内の指定されたレイヤに属する全図形が選択されたものとすることが好ましい。


【0 0 1 3 】
また、前記変換する手段が、表示された前記第2 の図面においてレイヤ指定が選択されたときに、前記第2 の図面内の全図形をレイヤ別に前記表示装置に一覧表示させ、当該一覧表示においてレイヤが指定されると、前記第2 の図面内の指定されたレイヤに属する全図形が選択されたものとすることが好ましい。


【0 0 1 4 】
本発明のC A D データ変換方法は、表示装置と、参照される第1 の図面中の各図形の基本データと属性データとが格納された第1 のデータベースと、変換される第2 の図面中の各図形の基本データと属性データとが格納された第2 のデータベースとが記憶された記憶装置と、を有するコンピュータを用いたC A D データ変換方法であって、前記コンピュータが、前記第1 のデータベースに格納されている基本データと属性データとに基づいて、前記第1 の図面を前記表示装置に表示する第1 のステップと、前記コンピュータが、前記第2 のデータベースに格納されている基本データと属性データとに基づいて、前記第2 の図面を前記表示装置に表示する第2 のステップと、前記コンピュータが、表示された前記第1 の図面において選択された図形の属性データを、前記第1 のデータベースから読み出す第3 のステップと、前記コンピュータが、表示された前記第2 の図面において選択された図形の前記第2 のデータベースに記憶されている属性データを、前記第1 のデータベースから読み出した属性データに変換する第4 のステップと、を有することを特徴とする。


【0 0 1 5 】
ここで、前記第4 のステップにおいて、前記コンピュータが、表示された前記第2 の図面において範囲が指定されたときに、指定された範囲内の全図形が選択されたものとすることが好ましい。


【0 0 1 6 】
また、前記第4 のステップにおいて、前記コンピュータが、表示された前記第2 の図面において範囲が指定されたときに、指定された範囲内の全図形をレイヤ別に前記表示装置に一覧表示し、当該一覧表示においてレイヤが指定されると、前記指定された範囲内の指定されたレイヤに属する全図形が選択されたものとすることが好ましい。


【0 0 1 7 】
また、前記第4 のステップにおいて、前記コンピュータが、表示された前記第2 の図面においてレイヤ指定が選択されたときに、前記第2 の図面内の全図形をレイヤ別に前記表示装置に一覧表示し、当該一覧表示においてレイヤが指定されると、前記第2 の図面内の指定されたレイヤに属する全図形が選択されたものとすることが好ましい。


【0 0 1 8 】
本発明のC A D データ変換プログラムは、表示装置と、参照される第1 の図面中の各図形の基本データと属性データとが格納された第1 のデータベースと、変換される第2 の図面中の各図形の基本データと属性データとが格納された第2 のデータベースとが記憶された記憶装置と、を備えたコンピュータに、前記第1 のデータベースに格納されている基本データと属性データとに基づいて、前記第1 の図面を前記表示装置に表示する第1 のステップと、前記第2 のデータベースに格納されている基本データと属性データとに基づいて、前記第2 の図面を前記表示装置に表示する第2 のステップと、表示された前記第1 の図面において選択された図形の属性データを、前記第1 のデータベースから読み出す第3 のステップと、表示された前記第2 の図面において選択された図形の前記第2 のデータベースに記憶されている属性データを、前記第1 のデータベースから読み出した属性データに変換する第4 のステップと、を実行させることを特徴とする。


【0 0 1 9 】
ここで、前記第4 のステップにおいて、表示された前記第2 の図面において範囲が指定されたときに、指定された範囲内の全図形が選択されたものとすることが好ましい。


【0 0 2 0 】
また、前記第4 のステップにおいて、表示された前記第2 の図面において範囲が指定されたときに、指定された範囲内の全図形をレイヤ別に前記表示装置に一覧表示し、当該一覧表示においてレイヤが指定されると、前記指定された範囲内の指定されたレイヤに属する全図形が選択されたものとすることが好ましい。


【0 0 2 1 】
また、前記第4 のステップにおいて、表示された前記第2 の図面においてレイヤ指定が選択されたときに、前記第2 の図面内の全図形をレイヤ別に前記表示装置に一覧表示し、当該一覧表示においてレイヤが指定されると、前記第2 の図面内の指定されたレイヤに属する全図形が選択されたものとすることが好ましい。


【発明の効果】

【0 0 2 2 】
本発明によれば、ユーザが、例えばC A D 製図基準に準拠して作成された完成図面を第1 の図面とし、これから変換しようとする図面を第2 の図面として、表示装置に表示させ、第1 の図面から図形を選択し、その図形に対応する図形を、第2 の図面から選択すれば、第2 の図面で選択された図形の属性データが、第1 の図面で選択された図形の属性データに変換されることとなる。


【0 0 2 3 】
すなわち、ユーザは、第1 の図面と第2 の図面とから次々に図形を選択していくだけで、第2 の図面の各図形の属性の変換作業を進めることができ、第2 の図面の各図形について属性を変換するための別ウィンドウ等を開いて、C A D 製図基準等に照らし合わせながらリストから属性を選ぶといった煩わしい作業の必要がなくなるので、属性の変換作業効率が非常に向上する。


【0 0 2 4 】
また、表示された第2 の図面において範囲が指定されたときに、指定された範囲内に存在する全図形が選択されたものとすれば、ユーザは図形をまとめて一括変換できることとなるので、更に変換作業の効率が向上する。


【0 0 2 5 】
また、表示された第2 の図面において範囲とレイヤとが指定されたときに、指定された範囲内の指定されたレイヤに属する全図形が選択されたものとすれば、ユーザはある範囲内の同じレイヤに属する図形をまとめて一括変換できることとなるので、更に変換作業の効率が向上する。


【0 0 2 6 】
また、表示された第2 の図面においてレイヤが指定されたときに、第2 の図面内の指定されたレイヤに属する全図形が選択されたものとすれば、ユーザは第2 の図面内の同じレイヤに属する図形をまとめて一括変換できることとなるので、更に変換作業の効率が向上する。


【発明を実施するための最良の形態】

【0 0 2 7 】
以下、本発明の一実施形態を図面に基づいて説明する。図1 に示すように、C A D データ変換システムは、処理装置1 と記憶装置2 と入力装置3 と表示装置4 とを備えたコンピュータC から構成されている。記憶装置2 と入力装置3 と表示装置4 とは、いずれも処理装置1 に接続されている。


【0 0 2 8 】
入力装置3 は、マウス等のポインティングデバイス、ディジタイザ、キーボード等から構成されている。


【0 0 2 9 】
表示装置4 は、C R T ディスプレイ装置または液晶ディスプレイ装置である。


【0 0 3 0 】
記憶装置2 は、R O M 、R A M 、ハードディスク装置、コンパクトディスク装置、光磁気ディスク装置、フレキシブルディスク装置等から構成され、図形データ格納部2 1 、図形補助データ格納部2 2 、及び、作業用記憶手段である作業用メモリ2 3 を備えている。図形データ格納部2 1 には、第1 の図面の各図形の基本データが格納されたデータベース( 以下、D B と表記) 2 1 1 と、第2 の図面の各図形の基本データが格納されたD B 2 12 とが記憶されている。図形補助データ格納部2 2 には、第1 の図面の各図形の属性データが格納されたリレーショナルデータベース( 以下、R D B ) 2 2 1 と、第2 の図面の各図形の属性データが格納されたR D B 2 2 2 とが記憶されている。そして、D B 2 1 1 とR D B 2 2 1 とは、互いに関連付けられて、第1 の図面の各図形の基本データと属性データとが格納された第1 のデータベースを構成している。また、D B 2 1 2 とR D B 2 2 2とは、互いに関連付けられて、第2 の図面の各図形の基本データと属性データとが格納された第2 のデータベースを構成している。さらに、同じ図面の同じ図形についての基本データと属性データとは互いに関連付けられている。


【0 0 3 1 】
また、記憶装置2 には、C A D データ変換プログラムが記憶されている。そして、記憶装置2 には、処理装置1 がC A D データ変換プログラム等を実行する際に必要となる各種レジスタやフラグ等が確保される。


【0 0 3 2 】
第1 の図面とは、参照される図面を言い、ここではC A D 製図基準に準拠して作成された図面とする。C A D 製図基準では、レイヤ番号、レイヤ名称、線種、及び、色が規定されており、例えば、図面で道路センター線を描画する場合には、規定されているレイヤ番号、レイヤ名称、線種、及び、色を使用する必要がある。第2 の図面とは、変換される図面を言い、ここではC A D 製図基準に準拠して作成されていない図面とする。


【0 0 3 3 】
基本データとは、図形の種類、位置、及び、大きさを特定するためのデータを言う。例えば、図2 に示すように、図形が単線分であれば、基本データには、図形種類として単線分を示すデータが含まれ、位置及び大きさのデータとして始点座標と終点座標とが含まれることとなる。なお、始点座標と終点座標の代わりに、始点座標と長さと角度とを含む場合もある。また、図形が円であれば、基本データには、図形種類として円を示すデータが含まれ、位置及び大きさのデータとして、例えば中心座標と半径とを含むこととなる。


【0 0 3 4 】
属性データとは、図2 に示すように、少なくとも、その図形が属するレイヤのレイヤ番号及びレイヤ名称、及び、その図形の線種( 実線、破線等の線の種類) 及び色( 線の色)を示すデータを含むものである。


【0 0 3 5 】
基本データ及び属性データは、ユーザが所定のC A D データ作成プログラムを用いて図面を作成することにより、所定の形式で、D B 2 1 1 、2 1 2 、及び、R D B 2 2 1 、22 2 にそれぞれ格納されている。


【0 0 3 6 】
処理装置1 は、C P U 等からなり、記憶装置2 に記憶されているC A D データ変換プログラムを読み出しつつ、そのプログラムに従って、コンピュータC の構成各部を制御し、C A D データ変換処理を行うものである。処理装置1 は、図1 に示すように、入力取込み部1 1 と表示制御部1 2 と記憶制御部1 3 と形状生成部1 4 と通信制御部1 5 とを備えている。


【0 0 3 7 】
入力取込み部1 1 は、入力装置3 を制御して入力されたデータ( 信号を含む) を処理装置1 内に取り込むものである。表示制御部1 2 は、表示装置4 を制御して、表示装置4 に各種図面を表示させるものである。記憶制御部1 3 は、記憶装置2 を制御して、基本データ及び属性データを含む各種データを記憶装置2 に記憶させたり、各種データを記憶装置2 から読み出したりするものである。形状生成部1 4 は、入力装置3 から入力されたデータや、通信制御部1 5 を介して他のコンピュータから受信したデータ、記憶装置2 に記憶されているデータ等を用いて、基本データや属性データの生成や加工( 変換) 、比較、演算等を行い、また、表示装置4 に図形を表示させるための形状データを生成して、表示制御部1 2 に与えるものである。これらの構成各部を有することにより、処理装置1 は、第1 及び第2 の図面を表示装置4 に表示する手段、属性データを読み出して作業用メモリ23 に記憶する手段、属性データを変換する手段として機能する。通信制御部1 5 は、L AN を介して他のコンピュータとデータの送受信を行うものである。


【0 0 3 8 】
以上のように構成されたC A D データ変換システムの動作( すなわちコンピュータC の動作) について、次に説明する。


【0 0 3 9 】
図3( a ) に示す図面A は、参照される第1 の図面であり、C A D 製図基準に準拠して作成された図面である。この図面の基本データは、所定の形式で記憶装置2 のD B 2 1 1に格納され、属性データ( 属性情報) は、図3に示すような所定の形式で記憶装置2 のRD B 2 2 1 に格納されている。


【0 0 4 0 】
図3( b ) に示す図面B は、変更される第2 の図面であり、C A D 製図基準に準拠していない図面である。この図面の基本データは、所定の形式で記憶装置2 のD B 2 1 2 に格納され、属性データ( 属性情報) は、図3に示すような所定の形式で記憶装置2 のR D B2 2 2 に格納されている。


【0 0 4 1 】
なお、図3においては図形の名称「屋根」等を表示しているが、これは説明の便宜のためであり、実際には図形の名称はR D B 2 2 1 、2 2 2 には格納されていない。また、参照される図面A と変換される図面B は、同一の工事区分( 工種) であることを要する。


【0 0 4 2 】
ユーザは、図面A から参照する図形を選択し、図面B から変換する図形を選択することにより、変換処理を進めていくが、図面B からの図形の選択方法には、( 1 ) 図形を1 つずつ選択する単選択、( 2 ) 図形をまとめて囲って選択する範囲選択、( 3 ) 図形をまとめて囲って選択し、さらにレイヤを選択する範囲レイヤ選択の3 通りがあるので、以下、分けて説明する。


【0 0 4 3 】
( 1 ) 単選択

 図4のフローチャートを参照しつつ説明する。


【0 0 4 4 】
〈第1 及び第2 のステップ〉
 ユーザは、コンピュータC においてC A D データ変換プログラムを起動し、表示装置4に表示された図面読込み画面( 図示せず) において、入力装置3 を用いて、図面A のファイル名及び図面B のファイル名を入力する。すると、コンピュータC の処理装置1 は、記憶制御部1 3 の制御下で、記憶装置2 内の例えばハードディスク、C D - R W 等に確保されている図形データ格納部2 1 及び図形補助データ格納部2 2 から、指定されたファイル名を持つ図面( 基本図面) A のファイル( すなわち、D B 2 1 1 及びR D B 2 2 1 ) を作業用メモリ2 3 に読み込む( すなわち、コピーする) ( S 1 0 1 ) 。なお、D B 2 1 1 及びR D B 2 2 1 が他のコンピュータの記憶装置に格納されている場合には、通信制御部15 及び記憶制御部1 3 の制御下において、L A N 経由で作業用メモリ2 3 に読み込むこととしてもよい。


【0 0 4 5 】
そして、コンピュータC の処理装置1 は、形状生成部1 4 により、D B 2 1 1 及びR DB 2 2 1 内の基本データ及び属性データに基づいて形状データを生成し、生成した形状データを表示制御部1 2 に与えて、表示制御部1 2 の制御下で、表示装置2 に図面A を表示させる( S 1 0 2 ) 。


【0 0 4 6 】
また、コンピュータC の処理装置1 は、図面A と同様にして、図面( 変換図面) B のファイル( すなわち、D B 2 1 2 及びR D B 2 2 2 ) を作業用メモリ2 3 に読み込む( S 10 3 ) 。そして、コンピュータC の処理装置1 は、形状生成部1 4 により、D B 2 1 2 及びR D B 2 2 2 内の基本データ及び属性データに基づいて形状データを生成し、生成した形状データを表示制御部1 2 に与えて、表示装置2 に図面B を図面A に並べて、図5 ( a) に示すように表示する( S 1 0 4 ) 。


【0 0 4 7 】
なお、図面A と図面B の読み込み及び表示は、逆の順序であってもよい。すなわち、第1 のステップと第2 のステップの順序は問わない。また、図面A と図面B のデータを両方とも読込んでから、図面A と図面B とを表示するようにしてもよい。すなわち、第1 のステップと第2 のステップは混在していてもよい。


【0 0 4 8 】
また、ユーザが例えば画面上の拡大ボタン4 1 をクリックすると、コンピュータC の処理装置1 は、図5 ( b ) に示すように図面B を拡大表示し、このときには図面A は図面Bに隠れて見えない状態となる。また、ユーザが例えば画面上の縮小ボタン4 2 をクリックすると、コンピュータC の処理装置1 は、図5 ( c ) に示すように図面B を元の大きさに戻し、このときには再び図面A と図面B とが並べて表示される。


【0 0 4 9 】
上記のような図面の表示及びその拡大・縮小については、O S ( Operating System)が備える描画機能に対して必要なパラメタ等を形状生成部1 4 が与えることにより行われるが、かかる技術については周知であるので詳述しない。


【0 0 5 0 】
〈第3 のステップ〉
ユーザが、表示装置4 に表示された図面A において、入力装置3 ( ここでは、マウス等のポインティングデバイス) を用いて、参照しようとする図形を選択( ここではクリック) すると、コンピュータC の処理装置1 は、入力取込み部1 1 により、クリックされた旨の信号とクリックされた部位の位置情報とを取得し、図面A の図形が選択されたと判断して( S 1 0 5 ) 、選択された図形を位置情報に基づいて特定する。そして、記憶制御部13 の制御下で、特定された図形の属性データ( A R ) を作業用メモリ2 3 内のR D B 2 21 から読み出して、作業用メモリ2 3 内の所定領域に記憶させる( S 1 0 6 ) 。例えば、図3 ( a ) の図面A において「屋根」がクリックされると、コンピュータC の処理装置1は、屋根の属性データ「1 0 2 5 、Y N 0 0 1 、1 2 4 、破線」をR D B 2 2 1 から読み出して、作業用メモリ2 3 内の所定領域に記憶させる。


【0 0 5 1 】
〈第4 のステップ〉
次に、ユーザが、表示装置4 に表示された図面B において、入力装置3 を用いて、変換しようとする図形をクリックすると、コンピュータC の処理装置1 は、図面A の場合と同様にして、図面B の図形が選択されたと判断して( S 1 0 7 ) 、選択された図形の属性データ( B R ) を作業用メモリ2 3 内のR D B 2 2 2 から読み出して、作業用メモリ2 3 内の所定領域に記憶させる( S 1 0 8 ) 。例えば、図3( b ) の図面B において「屋根」がクリックされると、コンピュータC の処理装置1 は、屋根の属性データ「0 、Y a n e 、0 、実線」をR D B 2 2 2 から読み出して、作業用メモリ2 3 内の所定領域に記憶させる。


【0 0 5 2 】
そして、コンピュータC の形状生成部1 4 は、作業用メモリ2 3 内の所定領域に記憶された参照される図形( 以下、参照図形) の属性データ( A R ) と変換される図形( 以下、変換図形) の属性データ( B R ) とを比較し( S 1 0 9 ) 、同一でない場合には、作業用メモリ2 3 内の所定領域に記憶されている参照図形の属性データ( A R ) により、作業用メモリ2 3 内のR D B 2 2 2 中の変換図形の属性データ( B R ) を置き換える。すなわち、変換図形の属性データ( B R ) を参照図形の属性データ( A R ) に変換する( S 1 1 0) 。例えば、図面A の屋根の属性データ「1 0 2 5 、Y N 0 0 1 、1 2 4 、破線」と、図面B の屋根の属性データ「0 、Y a n e 、0 、実線」とは同一でないので、図3 ( c ) に示すように、R D B 2 2 2 中の屋根の属性データを「1 0 2 5 、Y N 0 0 1 、1 2 4 、破線」に変換する。一方、参照図形の属性データ( A R ) と変換図形の属性データ( B R )とが同一である場合には、コンピュータC の処理装置1 は、ステップS 1 0 7 に戻って次の図面B における図形の選択を待つ。


【0 0 5 3 】
変換処理について図6 を用いて説明する。ユーザが図面A において屋根を選択すると、コンピュータC の処理装置1 は、屋根の属性データをR D B 2 2 1 から取得する( S 0 1) 。なお、図6ではR D B 2 2 1 全部が取得されたように図示しているが、実際には、選択された図形の属性データのみが取得される。そして、図面B においてユーザが屋根を選択すると、その屋根についてのR D B 2 2 2 中の属性データを破棄し( S 0 2 ) 、取得した属性データを代わりに格納する( S 0 3 ) 。


【0 0 5 4 】
図4に戻って説明すると、コンピュータC の処理装置1 は、形状生成部1 3 により、変換された属性データに基づいて形状データを生成し、表示制御部1 2 により、表示装置4上の図面B に変換後の図形を表示する( S 1 1 1 ) 。表示された図形は、変更前の図形と比べて、種類、位置、及び、大きさは変わらないが、属性データのうちの線種または色が変更された場合には、線種または色が変わることとなる。図3の例では、( c ) に示すように屋根が破線となる。


【0 0 5 5 】
ユーザは、ステップS 1 0 5 で選択した図形と同じ属性に変換すべき図形が、図面B 中にまだ存在する場合には、入力装置3 を用いて、図面B において変換すべき図形をクリックする。すると、コンピュータC の処理装置1 は、ステップS 1 1 2 でN O に進み、図面B において図形が選択されたと判断する( S 1 0 7 ) 。以下、ステップS 1 0 8 からステップS 1 1 1 までの処理は、上記と同様である。


【0 0 5 6 】
一方、ステップS 1 0 5 で選択した図形と同じ属性に変換すべき図形は存在しないが、変換処理を終了すべきでない場合、すなわち、図面A 中の別の図形と同じ属性に変換すべき図形が、図面B 中に存在する場合には、ユーザは、入力装置3 を用いて、図面A においてその別の図形をクリックする。すると、コンピュータC の処理装置1 は、ステップS 11 3 でN O に進み、図面A において図形が選択されたと判断して( S 1 0 5 ) 、その属性データ( A R ) を作業用メモリ2 3 内の所定領域に読み出す( S 1 0 6 ) 。以下、ステップS 1 0 7 からステップS 1 1 1 までの処理は、上記と同様である。


【0 0 5 7 】
また、変換処理を終了すべきである場合、すなわち、図面B 中に変換すべき図形がなくなった場合には、ユーザは、入力装置3 を用いて、例えば画面上の終了ボタンをクリックする等、所定の終了操作を行う。すると、終了の旨の信号を入力取込み部1 1 により取得したコンピュータC の処理装置1 は、処理終了と判断して( S 1 1 3 ) 、記憶制御部1 3の制御下で、作業用メモリ2 3 内のD B 2 1 2 及びR D B 2 2 2 を、図形データ格納部21 及び図形補助データ格納部2 2 内の元のD B 2 1 2 及びR D B 2 2 2 に上書きすることにより、図面B のファイルを保存する( S 1 1 4 ) 。


【0 0 5 8 】
( 2 ) 範囲選択

図7のフローチャートを参照しつつ説明する。


【0 0 5 9 】
〈第1 及び第2 のステップ〉 コンピュータC の処理装置1 は、上記単選択の場合と同様に、図面A のファイル( D B2 1 1 及びR D B 2 2 1 ) を作業用メモリ2 3 に読み込んで( S 2 0 1 ) 、表示装置2 に図面A を表示させ( S 2 0 2 ) 、図面B のファイル( D B 2 1 2 及びR D B 2 2 2 ) を作業用メモリ2 3 に読み込んで( S 2 0 3 ) 、表示装置2 に図面B を、図面A に並べて表示させる( S 2 0 4 ) 。


【0 0 6 0 】
〈第3 のステップ〉 ユーザが、表示装置4 に表示された図面A において、参照しようとする図形をクリックすると、コンピュータC の処理装置1 は、上記単選択の場合と同様に、その図形が選択されたと判断して( S 2 0 5 ) 、その図形の属性データ( A R ) をR D B 2 2 1 から読み出して、作業用メモリ2 3 の所定領域に記憶させる( S 2 0 6 ) 。


【0 0 6 1 】
〈第4 のステップ〉 次に、ユーザが、表示装置4 に表示された図面B において、図8に示すように、変換しようとする1 以上の図形を矩形4 6 で囲んで、O K ボタン4 5 のクリック等所定の操作を行うと、コンピュータC の処理装置1 は、矩形4 6 内の全ての図形( ここではn 個の図形とする) が選択されたと判断して( S 2 0 7 ) 、そのn 個の図形の属性データ( B R ( n) ) をR D B 2 2 2 から読み出して作業用メモリ2 3 内の所定領域に記憶させる( S 2 08 ) 。


【0 0 6 2 】
なお、矩形4 6 で囲む操作は、例えば次のように行う。すなわち、ユーザが画面上の範囲指定ボタン4 3 をクリックすると、処理装置1 が表示装置4 に対して図面B 上にポインタを表示させる。そして、ユーザがそのポインタを始点に配置してマウスのボタンを押下し、ドラッグして終点でドロップする( マウスのボタンを離す) と、処理装置1 は、表示装置4 に対して、図面B 上に指定された始点と終点とを対角線上の2 点とする矩形4 6 を表示させるとともに、その始点の座標と終点の座標とを、入力取込み部1 1 を介して処理装置1 内に取り込む。


【0 0 6 3 】
また、コンピュータC の処理装置1 は、矩形4 6 内に図形が存在するか否かを、入力取込み部1 1 により取得された矩形4 6 の始点及び終点の座標と、図面B 内の各図形の基本データとに基づいて判断する。例えば、単線分の場合、その単線分の始点及び終点の座標と、矩形4 6 の始点及び終点の座標から演算される各頂点の座標とを、比較・演算することにより判断する。なお、矩形4 6 内に図形の一部が存在する場合、その図形は矩形4 6内に存在すると判断する。例えば、単線分の場合、始点及び終点が矩形4 6 内に存在する場合のみならず、その単線分と矩形4 6 の少なくとも1 辺とが交わる場合も、矩形4 6 内に存在すると判断する。


【0 0 6 4 】
そして、コンピュータC の形状生成部1 4 は、変換図形の属性データを1 つずつ参照図形の属性データと比較し( S 2 0 9 ) 、同一でない場合には、その変換図形の属性データを参照図形の属性データに変換する( S 2 1 0 ) 。本実施形態では、コンピュータC の形状生成部1 4 は、まず、変換図形のn 番目の属性データ( B R ( n ) ) と参照図形の属性データ( A R ) とを比較し( S 2 0 9 ) 、同一であれば属性データ( B R ( n ) ) はそのままとし、同一でなければ、そのn 番目の属性データ( B R ( n ) ) を参照図形の属性データ( A R ) に変換する( S 2 1 0 ) 。そして、n を1 つ減らし( S 2 1 1 ) 、n が0 になるまで( S 2 1 2 ) 、ステップS 2 0 9 からステップS 2 1 1 までの処理を繰り返し、n が0 になると( S 2 1 2 ) 、変換後の図形を表示装置4 に表示させる( S 2 1 3 ) 。


【0 0 6 5 】
ユーザは、ステップS 2 0 5 で選択した図形と同じ属性に変換すべき図形が、図面B 中にまだ存在する場合には、図面B においてその変換すべき図形を矩形4 6 で囲って所定操作を行う。すると、コンピュータC の処理装置1 は、ステップS 2 1 4 でN O に進み、図面B において図形が範囲選択されたと判断する( S 2 0 7 ) 。以下、ステップS 2 0 8 からステップS 2 1 3 までの処理は、上記と同様である。


【0 0 6 6 】
一方、ステップS 2 0 5 で選択した図形と同じ属性に変換すべき図形は存在しないが、図面A における別の図形と同じ属性に変換すべき図形が、図面B 中に存在する場合には、ユーザは図面A においてその別の図形をクリックする。すると、コンピュータC の処理装置1 は、ステップS 2 1 4 でY E S に、ステップS 2 1 5 でN O に進み、図面A において図形が選択されたと判断して( S 2 0 5 ) 、その属性データ( A R ) を作業用メモリ2 3の所定領域に読み出す( S 2 0 6 ) 。以下、ステップS 2 0 7 からステップS 2 1 3 までの処理は、上記と同様である。


【0 0 6 7 】
また、図面B 中に変換すべき図形が存在しない場合には、ユーザは所定の終了操作を行う。すると、コンピュータC の処理装置1 は、ステップS 2 1 4 、S 2 1 5 でY E S に進み、上記単選択の場合と同様に、作業用メモリ2 3 中のD B 2 1 2 及びR D B 2 2 2 を保存する( S 2 1 6 ) 。


【0 0 6 8 】
( 3 ) 範囲レイヤ選択 

図9のフローチャートを参照しつつ説明する。


【0 0 6 9 】
〈第1 及び第2 のステップ〉 
コンピュータC の処理装置1 は、上記単選択の場合と同様に、図面A のファイル( D B2 1 1 及びR D B 2 2 1 ) を作業用メモリ2 3 に読み込んで( S 3 0 1 ) 、表示装置2 に図面A を表示させ( S 3 0 2 ) 、図面B のファイル( D B 2 1 2 及びR D B 2 2 2 ) を作業用メモリ2 3 に読み込んで( S 3 0 3 ) 、表示装置2 に図面B を、図面A に並べて表示させる( S 3 0 4 ) 。


【0 0 7 0 】
〈第3 のステップ〉 
ユーザが、表示装置4 に表示された図面A において、参照しようとする図形をクリックすると、コンピュータC の処理装置1 は、上記単選択の場合と同様に、その図形が選択されたと判断して( S 3 0 5 ) 、その図形の属性データ( A R ) をR D B 2 2 1 から読み出して、作業用メモリ2 3 の所定領域に記憶させる( S 3 0 6 ) 。


【0 0 7 1 】
〈第4 のステップ〉 
次に、ユーザが、表示装置4 に表示された図面B において、図8に示すように、変換しようとする1 以上の図形を矩形4 6 で囲み、レイヤ指定ボタン4 4 のクリック等所定の操作を行うと、コンピュータC の処理装置1 は、レイヤ指定付きで範囲選択されたと判断して( S 3 0 7 ) 、矩形4 6 内の全ての図形の属性データをR D B 2 2 2 から読み出して作業用メモリ2 3 内の所定領域に記憶させ、また、それらの図形の基本データも、D B 2 12 から読み出して作業用メモリ2 3 内の所定領域に記憶させる。なお、矩形4 6 内に図形が存在するか否かは、上記( 2 ) で説明したレイヤ指定無しの範囲選択( S 2 0 7 ) の場合と同様に判断する。


【0 0 7 2 】
そして、コンピュータC の形状生成部1 4 は、読み出した各属性データのレイヤ番号またはレイヤ名称を参照して、レイヤ毎に図形をまとめ( すなわち、同じレイヤに属する図形の基本データ及び属性データを抽出し) 、まとめられた図形について、抽出した基本データ及び属性データを参照して形状データを生成し、図1 0に示すように、表示制御部12 の制御下で、表示装置4 に、矩形4 6 内の全図形をレイヤ別に一覧表示させる。なお、図3の例では、1 つのレイヤには1 つの図形しか属していないが、図面の多くは、1 つのレイヤに複数の図形が属している。図1 0の例では、レイヤ名称がD - T T L 、D - T TL - F R A M 、… 、D - S T R - S T R 1 の9 個のレイヤに分けて、各レイヤに属する図形が表示されている。


【0 0 7 3 】
レイヤ別の一覧表示には、レイヤ毎にチェックボックス4 7 が設けられている。ユーザは、チェックボックス4 7 にチェックを入れることにより、属性を変換したいレイヤを選択する。レイヤの選択は複数可能である。すると、コンピュータC の処理装置1 は、選択されたレイヤの数m をカウントするとともに、選択されたm 個のレイヤのレイヤ名称またはレイヤ番号を、入力装置3 から取得して、作業用メモリ2 3 の所定領域に記憶する( S3 1 0 ) 。


【0 0 7 4 】
そして、ユーザがO K ボタン4 8 をクリックする等所定の操作を行うと、その旨の信号を入力装置3 から取得した処理装置1 は、変換O K と判断して( S 3 1 1 ) 、ステップS3 1 2 に進む。一方、ユーザがキャンセルボタン4 9 をクリックする等所定の操作を行うと、その旨の信号を入力装置3 から取得した処理装置1 は、変換O K でないと判断して(S 3 1 1 ) 、ステップS 3 0 7 に戻り、図面B における図形の選択を待つこととなる。


【0 0 7 5 】
ステップS 3 1 2 では、コンピュータC の処理装置1 は、矩形4 6 内の図形であって、m 番目のレイヤに属する図形の数( 要素数) n をカウントし、作業用メモリ2 3 の所定領域に記憶させる。そして、コンピュータC の形状生成部1 4 は、まず、m 番目のレイヤに属する変換図形のn 番目の属性データ( B R ( n ) ) と参照図形の属性データ( A R ) とを比較し( S 3 1 3 ) 、同一であればそのn 番目の属性データはそのままとし、同一でなければ、そのn 番目の属性データを参照図形の属性データに変換する( S 3 1 4 ) 。そして、n を1 つ減らし( S 3 1 5 ) 、n が0 になるまで( S 3 1 6 ) 、ステップS 3 1 3 からステップS 3 1 5 までの処理を繰り返す。n が0 になると、コンピュータC の形状生成部1 4 はm を1 つ減らし( S 3 1 7 ) 、m が0 になるまで( S 3 1 8 ) 、ステップS 3 12 からステップS 3 1 7 までの処理を繰り返す。m が0 になると( S 3 1 8 ) 、変換後の図形を表示する( S 3 1 9 ) 。


【0 0 7 6 】
ユーザは、ステップS 3 0 5 で選択した図形と同じ属性に変換すべき図形が、図面B 中にまだ存在する場合には、図面B においてその変換すべき図形を矩形4 6 で囲ってレイヤ指定ボタン4 4 をクリックする。すると、コンピュータC の処理装置1 は、ステップS 32 0 でN O に進み、図面B において図形が範囲選択されたと判断して( S 3 0 7 ) 、ステップS 3 0 8 からステップS 3 1 9 までの処理を行う。


【0 0 7 7 】
一方、ステップS 3 0 5 で選択した図形と同じ属性に変換すべき図形は存在しないが、図面A における別の図形と同じ属性に変換すべき図形が、図面B 中に存在する場合には、ユーザは図面A においてその別の図形をクリックする。すると、コンピュータC の処理装置1 は、ステップS 3 2 0 でY E S に、ステップS 3 2 1 でN O に進み、図面A において図形が選択されたと判断して( S 3 0 5 ) 、その属性データ( A R ) を作業用メモリ2 3の所定領域に読み出す( S 3 0 6 ) 。以下、ステップS 3 0 7 からステップS 3 2 0 までの処理は、上記と同様である。


【0 0 7 8 】
また、図面B 中に変換すべき図形が存在しない場合には、ユーザは所定の終了操作を行う。すると、コンピュータC の処理装置1 は、ステップS 3 2 0 、S 3 2 1 でY E S に進み、作業用メモリ2 3 中のD B 2 1 2 及びR D B 2 2 2 を保存する( S 3 2 2 ) 。


【0 0 7 9 】
なお、範囲レイヤ選択において、図面B の全範囲を矩形4 6 で囲ったときは、図面B 内の全図形がレイヤ別に一覧表示され、その一覧表示においてユーザがレイヤを選択すると、選択されたレイヤに属する全図形の属性データが一括変換されることとなる。かかる全範囲指定の範囲レイヤ選択と同等の機能として、範囲を指定しないレイヤ選択を行えるようにしてもよい。レイヤ選択の方法としては、例えば、ユーザが、矩形4 6 で囲わずにレイヤ指定ボタン4 4 のクリック等所定の操作を行った場合に、コンピュータC が、図面B内の全図形をレイヤ別に一覧表示し、その一覧表示においてユーザがレイヤを選択すると、コンピュータC が選択されたレイヤに属する全図形を一括変換する方法がある。以下、レイヤ選択に付いて、図1 1のフローチャートに基づき、範囲レイヤ選択と異なる部分を中心に説明する。


【0 0 8 0 】
( 4 ) レイヤ選択 
ステップS 4 0 1 からS 4 0 6 までは上記範囲レイヤ選択と同じであるので省略する。ユーザが、図面B が表示された画面において、矩形4 6 で範囲を指定せずにレイヤ指定ボタン4 4 をクリックする等、レイヤ指定を選択するための所定の操作を行うと、コンピュータC の処理装置1 は、レイヤ指定が選択されたことを示す信号を入力取込み部1 1 を介して受け取り、ステップS 4 0 7 でレイヤ指定が選択されたと判断して、ステップS 4 09 に進む。そして、上記範囲レイヤ選択の場合と同様にして、D B 2 1 2 から読み出した図面B 内の各図形の基本データ、及び、R D B 2 2 2 から読み出した図面B 内の各図形の属性データに基づいて、図面B 内の全図形のレイヤ別表示を行う。以降は、上記範囲レイヤ選択の場合と同様なので説明を省略する。


【0 0 8 1 】
以上のように、C A D データ変換システムによれば、基本図面A において図形を選択し、その図形と同じ属性にしたい図形を、変換図面B において選択するだけで、変換図形Bの選択された図形の属性データを変換することができるので、変換図面B の各図形について属性を変換するための別ウィンドウ等を開いて、C A D 製図基準等に照らし合わせながらリストから属性を選ぶといった煩わしい作業の必要がなくなる。このため、属性の変換作業効率が非常に向上する。


【0 0 8 2 】
また、変換図面B において範囲を選択( すなわち指定) することにより、その範囲内に存在する全図形が選択されたものとされ、一括変換されるので、更に変換作業の効率が向上する。


【0 0 8 3 】
また、変換図面B において範囲とレイヤとを選択することにより、選択された範囲内の選択されたレイヤに属する全図形が選択されたものとされ、一括変換されるので、更に変換作業の効率が向上する。


【0 0 8 4 】
また、変換図面B においてレイヤを選択することにより、選択されたレイヤに属する全図形が選択されたものとされ、一括変換されるので、更に変換作業の効率が向上する。


【0 0 8 5 】
なお、上記単選択と範囲選択と範囲レイヤ選択とレイヤ選択は、1 つの図面B の変換途中でユーザの操作により切替可能であり、コンピュータC の処理装置1 は、図面B で図形が選択されたとき( S 1 0 7 、S 2 0 7 、S 3 0 7 、S 4 0 7 ) 、どの選択方法であるかを判断して以降の処理を分けるものとする。


【0 0 8 6 】
また、上記変換処理では、参照図形の属性データと変換図形の属性データとを比較し、それらが異なる場合のみ、変換図形の属性データを参照図形の属性データに変換したが、参照図形の属性データと変換図形の属性データの比較を行わずに、それらが同一か否かにかかわらず、変換図形の属性データを参照図形の属性データに変換することとしてもよい。


【0 0 8 7 】
また、矩形4 6 以外の多角形、円等を用いて範囲指定できるように構成してもよい。


【0 0 8 8 】
図形の選択方法も、上記した単選択、範囲選択、範囲レイヤ選択、レイヤ選択以外の方法を用いてもよい。


【0 0 8 9 】
すなわち、特許請求の範囲を逸脱しない範囲で、本発明は種々の構成を採り得る。