アイサンテクノロジーは公共事業に関わる業種から「測量設計業」「建設業」と不動産登記に関わる「土地家屋調査士業」の皆様を主たるお客様としています。お客様へ「より正確な位置を求める解析技術」をご提案することを基本とし、各業種・各業務ごとに抱える様々なお困りごとに柔軟にお応えできる様々なソフトウェアやサービスを商品としてご提案しております。
お客様は測量設計業・建設業建設コンサルタント業の約55万社にのぼる市場。土地家屋調査士の有資格者は全国に約18,000人であり、不動産に関わる専門家の方々です。また、自動車業界・医療業界等新たな市場への展開を図っております。
1.測量土木関連システム事業
測量土木ソリューション販売事業
測量・建設業・土地家屋調査士やそれに関連する業種に向け、CADシステム「WingNeo」の開発・販売を行っております。今年3月には「∞(無限)」を意味する「WingNeo」の新バーション「WingNeo INFINITY(インフィニティ)」をリリースいたしました。
主力製品であるWingNeoのバージョンアップの開発・販売を柱とし、外での測量観測に使用するソフトウェア「PocketNeo」にも注力しております。PocketNeoはWingNeoと併せて使用することにより、さらなる測量業務の効率アップを図ることができるソフトウェアとなり、お客様の業務コストの削減につながる提案活動を強化してまいりました。
また、最近利用範囲が広がってきている電子署名の技術を活用、電子署名が必要なオンライン申請を支援する機能も搭載し、より多くのユーザーを獲得しています。
サポートサービス事業
当社はソフトウェア購入後のサポートにも力を入れております。電話・メール・FAXといった一般的なサポートだけではなく、さらにそこから一歩踏み込んだサービスを独自で行っております。当社のサポートは、離れた所からお客様の了承のもとパソコン表示画面に直接アクセスし、同じ画面を一緒に見ながら問題解決を図っていくサービスを提供しております。また、サポート会員専用のホームページを用意し、各種プログラム・データのダウンロード、Q&Aや、当社技術顧問や開発部門から業界最新情報講座を提供し、保守サービスの価値を高めております。
2.高精度3D空間情報ソリューション事業
アイサンテクノロジーは、三菱電機の開発したモービルマッピングシステムを複数台保有し、3次元(3D)空間情報における事業展開を積極的に行っております。モービルマッピングシステム(MMS)とは、車両の上部に、複数のGPSや、360度カメラ、レーザースキャナ等を装備し、20km〜80kmの速度で交通規制をかけることなく、高精度3D空間情報を取得していくものです。特に三菱MMSは、高精度な空間データを取得できる世界最高峰のMMSとして評価が高く、国内では国土地理院の認定する公共測量として認可された多くの実績を持っています。
アイサンテクノロジーは、三菱電機の代理店として、MMSの国内における販売事業を展開しているだけでなく、MMSを使った空間情報計測サービスを行っています。また最も得意とするアプリケーション開発投資も積極的に行い、MMSに関連したアプリケーション販売事業も展開しています。特に平成22年度は、 NEDO(独立行政法人新エネルギー・産業技術総合開発機構)平成22年度「産業技術実用化開発助成事業」で「高精度3次元仮想空間を高速再現するモデリングソフトウェア開発」として正式採択。
東京大学との共同開発の下、平成24年の製品完成と、世界初アプリケーションの発売を狙います。3D空間情報の市場ニーズは確実に増しています。当社主力顧客である測量業界や建設コンサルタントにおける、道路、トンネル等のインフラ維持管理だけでなく、通信、電気といったインフラ基盤整備や、カーナビゲーションをはじめとしたITS産業、さらには自動車業界における、3D仮想空間データ利用等の新たなニーズにおいて着実な実績を挙げてきました。また昨今は、東日本大震災を契機とした地域防災や企業防災における利用も進み始めており、今後も迅速なインフラ整備=社会貢献に努めて参ります。
3.3D-CADソリューション事業
主に以下の研究・開発に取り組んでおります。
アイサンテクノロジーは、世界最大手CADベンダーであるオートデスクと、平成18年より協業体制を確立してきました。さらに平成21年には、 両社で独立ソフトウェアベンダーバンドル契約を締結し、土木業界向けの3D-CADとして、オートデスクの土木3次元CADシステムである「AutoCADR Civil 3DR」のエンジンを正式採用、アイサンテクノロジーの主力製品である「WingNeo」との融合を図り、「WingNeo 3D Advance(Powered by AutoCADR Civil 3DR)」として発売開始しました。
土木業界向けの国内最高峰3D-CADとしてのソリューション展開だけでなく、MMSによる高精度3D空間情報とも連携した、統合型3Dソリューションとして事業推進して参ります。
4.電子署名ソリューション事業
アイサンテクノロジーは、主力製品である、「WingNeo 不動産登記業務向けオンライン申請支援システム」にも搭載しております電子署名コア技術を、建設業界や、医療業界に向けての新規市場展開を行っております。
コア技術として三菱電機の持つ電子署名技術を採用し、マイクロソフトOFFICEのアドインソフトウェアとして販売。EXCELやWORDで作成された文書にタイムスタンプ付の電子署名を付与することが可能で、特別な文書システムを導入不要な簡単に対応できる汎用署名ツールとなっております。平成22年度は、このツールを大手医療機関向けに導入、様々な実証実験等を実施し、医療業界、IT医療におけるセキュアな医療文書交換を支援するソリューションツールとして展開を図っております。
また医療業界向けには、東京農工大との連携下、手書き認識技術を用いた電子カルテアプリケーションの開発を受託しました。
5.研究開発
主に以下の研究・開発に取り組んでおります。
(1)WingNeoシリーズの新製品に係る研究開発
主力製品群である「WingNeo」シリーズの新製品開発に向けた研究開発、及びお客様が現場でご利用いただく「Pocket」シリーズの「WingNeo」シリーズとの融合を目指した研究開発を実施し、その結果、平成23年3月に新製品「WingNeo INFINITY」をリリースしました。
(2)3次元地図整備計測事業における研究開発
移動式高精度3次元計測システム「モービルマッピングシステム(MMS)」から生成された3次元大量点群を、統計的手法、幾何的手法、推定理論等を用いて、高速に可視化させ、また3次元道路空間情報からの図形抽出技術の自動化を含む、生産性向上を目的とした技術開発に努めました。さらに平成22年度は、 NEDO(独立行政法人新エネルギー・産業技術総合開発機構)平成22年度「産業技術実用化開発助成事業」で「高精度3次元仮想空間を高速再現するモデリングソフトウェア開発」として正式採択されており、東京大学との共同開発の下、平成24年の製品完成と、世界初アプリケーションの発売を狙います。
(3)準天頂衛星「みちびき」のデータを活用する為の研究開発
平成22年9月11日打ち上げられた我が国初の測位衛星「みちびき」は、予定通り準天頂衛星軌道に投入され、約3か月間の初期機能試験を終え、現在は、技術実証・利用実証のフェーズに入っております。「みちびき」には、従来のGPS測位の補完機能によるアベイラビリティ(可用性:システムの壊れにくさ)の向上のほか、独自の技術としてセンチメータ級の高精度測位を目的としたLEXと呼ばれる補強信号、そして10m程度の位置精度と言われるナビゲーションや携帯電話の衛星測位を1m程度の位置精度にすることを目標としたL1SAIFと呼ばれる補強信号を配信しています。民間による利用実証の取り纏め担当である財団法人衛星測位利用推進センター(以下SPAC)には126の企業・大学等から78のテーマの応募があり、多彩な分野での利活用が検討されています。
当社ではLEX、L1SAIFそれぞれにおける独自の利用実証参加以外にも、位置情報に関する技術を高く評価され、自走走行、基盤地図、ナビゲーション、老人介護等の利用実証参加者から共同参画の依頼を受け協力を行っております。一方SPACからも技術的支援の依頼を受け、L1SAIFの利用実証の8割以上の参画者に対して利用実証用アプリケーションの提供と、技術的支援を行いながら異種業間の情報交換を積極的に行い、新しい位置情報ビジネスのニーズの模索を行うとともに、マルチGNSS時代に向けた次世代衛星測位技術の研究開発に取り組んでおります。また震災等に対して影響を受けない宇宙セグメントの活用として、位置情報を含めた災害時の情報支援機能として、「みちびき」の活用が大きく注目されており、震災復興への新しい衛星測位技術の活用に向けた取り組みもSPACと協調し進めております。
(4)手書き認識技術を活用した電子カルテシステムの研究開発
平成21年3月期より実施している、東京農工大学の手書き認証技術を活用した電子カルテの研究開発は完了し、実用化に向けた次なるフェーズへと進んでおります。
(5)次世代測量CADシステムの研究開発
主力製品である「WingNeo」の次世代製品の研究開発においては、平成22年10月にエーティーラボ株式会社を設立し、お客様のニーズに合わせた大幅なインターフェイス刷新と大胆な機能向上を目指した次世代測量CADシステムの研究開発を進めております。




